こんにちは、art studio 両忘です。今日は初心者が絵の勉強を始めるときに、ぼくが大事だと思っていることについてお話しします。これを心がけたら、絵を描くのがもっと自由に、楽しくなるはずです。
画材や技法よりも大切な「描きたいもの」
美術大学や絵画教室の多くは、画材や技法によって学科やクラスが分かれています。例えば、油絵、日本画、パステル、水彩など。それぞれに独自の技法や画材の特徴について学ぶことはもちろん重要です。
でも、僕は「何で描くか」よりも「何を描くか」の方が大事だと思っています。絵を描くときは基本的に「こんな絵を描きたい」というイメージから始まります。そして、道具や技法はそのイメージを表現するために相応しいものを選ぶのが良いと思っています。
自分に合った画材を見つける
もしかしたら、絵の具で描くより色鉛筆の方が向いているかもしれないし、ペンやクレヨンで描く方がイメージに近いかもしれません。切り絵やコラージュ、マンガやイラストレーションも絵画表現の一部です。試してみても良いと思う。はじめに道具や技法ありきになってしまうと、可能性が狭くなってしまう気がするのです。
例えば人を描きたい場合、実際に人を見て描くのか、写真を参考にするのか、それとも頭の中の人物を想像で描くのかで必要なスキルは異なります。また、リアルに描きたいのか、イラスト風に描きたいのかでも使う画材は変わってきます。
観察してリアルに描写するなら絵の具や鉛筆がいいですし、イラスト風にシンプルに描きたいならペンが適しているかもしれません。色々な画材を使ってみて、自分が描きたいものに合っているのか、自分にとって使いやすいかどうかを試した方が良いと思いませんか?。
実際、自分の表現や感受性に適した画材を使うと、技術がなくても楽しくのびのび描くことができるものです。
自由な発想で創作を楽しむ
絵を学ぶときは、使う画材や技法よりも、まずは自分が本当に描きたいもの、伝えたいイメージを元に画材を選んで色々と実験して欲しいと思います。それが、あなたの作品をもっと魅力的にしてくれますし、制作をもっと楽しくしてくれます。
コメント